2011年秋季全国研究発表大会

カーブアウト企業の評価
社会貢献と利益

内山 昌一1)、太田 万理2)、太田 浩一3)、江浦 茂2)、江田 英雄2)

1)ナノ・ミール株式会社
2)光産業創成大学院大学
3)ラムダシード株式会社


abstract本研究は、カーブアウト企業がある事業をどのように育て撤退させるのが良かを論じたものである。カーブアウト企業は親企業との結びつきが強く、起業目的が他のベンチャーに比べ明確なため、目的を達成した際の持続的戦略が重要である。これを元に起業時、成長期、安定期の事業方針を考えるべきである。「社会貢献」と「利益」をそれぞれx軸y軸として、カーブアウト企業での事業方針を他のベンチャー形態や非営利団体などと比較検討した。その結果、起業時に「社会貢献」と「利益」のどちらに重点を置くかでその後の事業方針が大きく異なることがわかった。またこの図はその企業のモチベーションや信用実績も表しており、持続的発展を目指すカーブアウト企業の評価の指標になることがわかった。
keywordsカーブアウト企業,社会貢献,利益


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