abstract | 本研究は、カーブアウト企業が材料・化学分野でどのように事業を進めるべきかを研究したものである。
材料・化学分野は、小規模な設備でも研究開発が可能、知財戦略がしやすい、研究から製品化までの流れでリニアモデルが適応できる、等の特徴がある。株主、顧客、同業者、コラボレーター等の「仲間」をx軸に、自社の規模をy軸に取り材料・化学カーブアウト企業の進め方を検討した。その結果、大規模投資をして自社内で賄うよりも、自社はなるべく身軽にし、外部の「仲間」を増やしながら事業を進める戦略の方が適していることがわかった。さらに「仲間」内で「回るカネの額」を軸として加えると、自社を中心とした事業の広がりを示すことができ、材料・化学カーブアウト企業の評価にも繋がることがわかった。
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keywords | カーブアウト企業,材料,化学 |