abstract | 新しい技術を開発して創業(起業)する「技術開発型」の社長が中堅企業として発展していく事例が多い。ここで技術開発型とは、必ずしも大規模研究組織などを有する研究開発(R&D)や「ハイテク」を意味するのではなく、「ものづくりへのこだわり」「職人魂」(craftsmanship)も含む。在来型のメーカーにはない、新たな技術に拠り所をもってチャレンジしていくこれらの企業は、そもそもその発足の経緯自体がイノベーションマインドにあふれるものであった。そのような企業の事例を紹介して、事例研究という形で、そのような企業の誕生から発展に至る過程でのイノベーションがどのようなタイプ(類型)のものであったのかを考察する。 |
keywords | イノベーション,技術開発型創業者 |