abstract | 米国の大学教育では、講義だけでなく議論形態が推奨され、ケース教材などの材料をもとに議論が行われる。本稿では、ビジネス教育向けに作成したマンガ教材を用いて、米国の州立大学情報システム学科で実施した授業について報告し、学生のレポートから浮かび上がった観点を含め考察する。一学期間の講義予定の一部としてマンガの講義を位置づけ、大学院生および学部生の合計3科目を対象に実施した。本稿で報告する経営情報関連科目である情報資源管理では、具体的なシーンを題材として議論を展開するため、数度にわたりマンガ教材を用いた。その結果、描画を示すことによって、文章では共有しきれないビジネス環境を共有した上で、文化や慣習の違いに焦点を当てることができた。 |
keywords | グローバル教育,マンガ教材,経営情報科目 |