2011年秋季全国研究発表大会

電子マネー利用におけるプライバシーと利便性のトレードオフに関する分析


岡田 仁志1)、鴨川 隆明2)

1)国立情報学研究所
2)株式会社HCLジャパン


abstract近年,電子マネーと呼ばれる金銭に対する価値の交換手段が社会に浸透しつつある.電子マネーが社会に広く流通するようになると,電子マネーに記憶される個人データの濫用や流出によるプライバシーの侵害の危険性が生じる.しかし,電子マネーの記憶媒体に個人情報を提供すれば,より利便性が高まるという機会も増える.そこで,本稿ではプライバシーと利便性のトレードオフについて,コンジョイント手法を用いたアンケート調査の結果を分析し考察する.
keywords電子マネー,プライバシー,コンジョイント分析


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