abstract | 変化が続く環境では、ビジネス・プロフェッショナルがシステム分析を行うことが適切との考えがある。しかし、彼らが直接使える一人称のシステム分析(1ppSA)の方法はまだみられない。伝統的なシステム分析はユーザ参画のもと専門家が行うものであり、それはナイーブな存在論を仮定する伝統的哲学をベースにしている。一方、1ppSAは現象学に対応することが知られる。システム分析では図的表現が必須とされるが、現象学はシステム分析の方法開発のための図的資源を提供しない。本稿は、図的表現を有する活動理論を1ppSAの開発資源として利用するプロジェクトの一環のもと、活動理論は現象学が認識に課す方法と態度を共有しているかを確認する。 |
keywords | システム分析,現象学,一人称 |