地域中堅企業の類型化と成長要因の分析

鈴木 勝博1)、坂田 淳一2)、細矢 淳1)、中西 穂高2)

1) 早稲田大学 国際情報通信研究センター
2) 東京工業大学 産学連携推進本部

Abstract 本研究では、地域経済を支える中堅企業を対象に、資本や取引構造にもとづく類型化を行い、その成長要因を分析する。具体的には、東北地方と瀬戸内地域において、製造業・情報産業を営む中堅企業を対象に、サステナブルな地域発展に貢献する企業のあり方を、TSRや特許データをもとに分析・議論する。今回抽出したのは、各地域において、売上げの上位3%程度を占める企業群である。かような企業群は特許出願にも積極的であり、2005年以降の5年間でも緩やかな成長を続けている。また、サステナビリティという観点からは、地場に根付き、イノベーションを創出しながら、長期的に存続してゆく企業が望ましいが、瀬戸内ではそのような傾向があらわれている。
Keywords イノベーション,R&D,地域発展
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