リアル=バーチャル(R=V)連携事業の成長メカニズム
物財と情報財間の関係性付与による価値創造

木村 誠1)、根来 龍之2)

1) 長野大学企業情報学部
2) 早稲田大学ビジネススクール

Abstract 本研究はリアル世界の商品(物財とその属性である情報)とバーチャル世界の商品(情報通信ネットワーク上のデジタル情報財)間に関係性を付与することによって価値創造を行う事業(R=V連携事業)のメカニズムの記述を試み、業績の成長を促す方策を論じる。R=V連携事業の全体像を把握するために、情報間の静的構造モデル(R=V連携構造モデル)と活動連鎖の循環モデル(R=V連携循環モデル)の両面からアプローチする分析手法を提示する。事例として、GANZ社の「Webkinz」、バンダイの「プロ野球オーナーズリーグ」、コロプラの「コロニーな生活」を取り上げ、R=V連携事業の成長のために考慮すべき問題について検討する。
Keywords O2O(オンライン・ツー・オフライン,ゲームデザイン,プラットフォーム戦略
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