立方体型情報ビュアーによる知識管理モデルの提案

斎藤 進也1)

1) 立命館大学

Abstract 本報告では、立方体型の情報ビュアーを備えたWebシステム「KACHINA CUBE」(以下KC)を題材として、組織における意思決定や戦略立案を支援するための新たなICT 活用モデルについて論ずる。KCの3次元表現は、1次元を時間軸、残りの2次元をマップによって構成され、このフレームの中に多様な情報をプロットすることができる。そしてプロットされた個別の情報(=フラグメント)をクリックすることで、データの詳細を確認できる。KCを用いることで、特定のデータベース全体を視覚的に俯瞰することが可能であると同時に、断片的なデータの詳細を分析することが可能となる。本報告では、具体的な活用例を交えKCの経営情報学的意義について議論したい。
Keywords 視覚化,コンテンツ管理システム,ナレッジマネジメント
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