東日本大震災による被災自治体の情報システムに対する意識変化に関する考察

高橋 侑也1)、後藤 裕介1)、南野 謙一1)、渡邊 慶和1)

1) 岩手県立大学ソフトウェア情報学部

Abstract 昨年に発生した東日本大震災の影響を受け、被災自治体では自治体クラウドを始めとした、庁内で取り扱う各種データのバックアップ技術が注目されている.実際に本年は、複数の被災自治体が自治体クラウドの導入を決定し、運用に向けて動いている状況にある.
本稿では、震災前には導入されていなかった自治体クラウドが何故震災後に導入されているのかを検討する.被災自治体の担当者へのインタビューと各種資料調査から、被災自治体における情報システム、特に自治体クラウドに対する庁内職員の意識変化の有無とその背景や変遷を考察する.
Keywords 自治体クラウド,東日本大震災,意識変化
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