コーホート分析によるPC利用に関する考察

杉浦 慎一1,2)、比嘉 邦彦2)

1) 読売広告社
2) 東京工業大学

Abstract 現在、約75%の世帯がPCを所有している。PCの世帯普及率はこの数年低下傾向にあるが、それでもWeb端末として重要な位置を占めるデバイスであることに変わりはない。
当研究では、インターネット端末としてのPCの今後を予測するために、プライベートのPC利用に関するコーホート分析を行った。分析の結果からは、男女間での違いが見られ、20歳から60歳の男性は相対的にPCの利用頻度が高く、1953年以前に生まれた世代の女性はPCの利用頻度が低かった。その一方で1964年から1990年生まれ世代の女性は利用頻度が高いため、この世代の加齢に伴い、今後シニア女性のPC利用頻度が高まることが予想される。
Keywords インターネット,PC,コーホート分析
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