プロデューサ型グローバル人材育成における大学の役割

江田 英雄1)、藤野 えりな1)、高谷 周司1)

1) 光産業創成大学院大学

Abstract 人材のタイプを企業特殊的能力の高低と業務レベルの高低の2軸で区分し,企業内で蓄積される知識やノウハウなどの企業特殊的能力を持ち,かつ知識や熟練技能などの業務レベルが高い人材をプロデューサ型人材と呼ぶ.また世界的な競争と共生が進む現代社会において,異なる言語、文化、価値を乗り越えて関係を構築し,新しい価値を創造する能力を持った人材をグローバル人材と呼ぶ.プロデューサ型であり,かつグローバルな人材を育成することが必要とされているが,大学教育はこの要望に応えられているだろうか.大学の本来のあり方と日本での知のあり方を概観し,大学の現状と問題点をふまえて,将来の人材育成に対する大学の役割を考察する.
Keywords プロデューサ型人材,グローバル人材,人材育成
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