企業内起業イノベータの役割と成功に向けた要件の検討

岡田 裕之1,2,3)、江田 英雄1)

1) 光産業創成大学院大学
2) 浜松ホトニクス株式会社中央研究所
3) 一般財団法人浜松光医学財団浜松PET診断センター

Abstract 近年における少子化超高齢化は社会構造の大きな変化として様々な形で影響が表れている。医療技術の発達により国民寿命の延伸は目覚ましいが健康寿命が延伸した訳ではない。このような状況を打開すべく光技術を駆使し健康長寿の実現を目指し、国内労働生産人口の維持を目標に親元企業からのカーブアウト型起業・企業内起業イノベーションとして新組織を設立し、予防医学分野における疾病早期発見の試みを実践している。ここでは従来の医療組織では活用されることが少なかったデータベースを活用した診断法などを用いながら差別化を積極的に取り入れた経営を進めている。今回この実践中のカーブアウト型企業内起業が成功するための要件を検討した。
Keywords イノベーション,企業内起業,医療産業
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