地域の特産物や加工品を販売する小規模ネットショップの運営における問題分析

○高山 譲1)南野 謙一1)後藤 裕介1)渡邊 慶和1)

1) 岩手県立大学大学院

Abstract 本研究では、地域の特産物を販売する小規模ネットショップを対象として運営上の問題を分析する。当ネットショップは、2012年に地方自治体と民間企業の共同研究の一環として開設され,現在,24店舗が出店している。当事者へのインタビューによる問題分析の結果,自治体職員の異動の際の引き継ぎ不足や運営者間の協力体制が不十分であることが分かった.例えば,異動による引継ぎの際に今までの取り組み(商品イベントなど)について説明を受けていないため、それを踏まえた新しい商品イベントの企画立案に至っていないなどの問題があった。本稿では、問題分析結果に基づいた情報管理・運営会議方法についての提案も行う。
In this paper, we describe the problem analysis of the management of a small-scale online shopping mall selling the local principal products and processed goods. The mall was established in 2012 as the group research of a municipality and a company. There are 24 online shops at present. Our analysis results show that there is insufficient information sharing in personnel changes and collaboration across the organizations.
Keywords 地域ネットショップ,地方自治体,地域ブランド
local online shopping mall,municipality,local brand
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