1) 東京工業大学大学院社会理工学研究科
Abstract |
本研究の目的は、熱方程式を用いて人と人の間の「場」における熱意の創発の効果を分析することである。 熱の性質と熱意の性質の類似性に着目し、熱意の相互作用の表現として熱方程式を採用し、熱量qと温度uを熱意と捉え、多様な状況の下で分析をする。 熱の性質を人間の行動に応用した研究はこれまでにも行われてきたが、そこでは1つの熱源からの伝播現象のみを扱っていた。本研究では、熱意を持つ人同士つまり熱源が2つ以上のときに、それらの間にできる「場」における相互作用の効果を分析する。 分析結果より、個人の熱意の持ち方ごとの相互作用による創発性の違いについて考察する。 |
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The purpose of this study is analysis of enthusiusm during discussion or workshop in such an analogical way that enthusiusm is interpreted as heat. So far most studies human behaviour using heat have been formulated as only propagation of heat. In contrast, we focus on interaction of enthusiusm of two or more people to investigate mechanism of how new level of enthusiusm emerges when they have certain level of enthusiusm in terms of heat equations. |
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Keywords | 熱意,創発,熱方程式 |
enthusiusm,emerge,heat equation |