一般社団法人経営情報学会-2019年秋季全国研究発表大会

大会プログラム

ブロックチェーン技術がトレーサビリティおよび消費者行動に与える影響について
日本ジビエ振興協会の取組み事例の考察

○岩田 健一郎1)河合 勝彦1)

1) 名古屋市立大学大学院経済学研究科

Abstract
本稿では、ブロックチェーン技術が食品のトレーサビリティや消費者行動にどのような影響を及ぼすかについて、導入企業の事例をもとにした研究を行う。ブロックチェーン技術は多方面への応用に優れた高い可能性秘めており、現在さまざまな業界への導入が試行されている。そして今後は、社会的なインフラや仕組みを大きく転換させる可能性を秘めている。しかし、企業がその導入を進めるにあたり必要となる有効な事例の検討を、経済・経営の視点から考察した例は少ない。そこで本稿では、ブロックチェーン技術が持つトレーサビリティ機能に特に注目し生産者および消費者の視点から、それが企業に導入された場合の効果と影響について検討する。

In this paper, we study the impact of blockchain technology on food traceability and consumer behavior based on the case of the implementing company. Blockchain technology has great potential for many applications, and is currently being tried in various industries. In the near future, it may make major changes in social infrastructure and systems. However, there are few examples of effective cases that are necessary for companies to introduce them from the perspective of economics and management. Therefore, in this paper, we focus on the traceability function of blockchain technology and examine the effects and influence of introducing it to a company from the viewpoints of producers and consumers.
Keywords
トレーサビリティ,ブロックチェーン,ケーススタディ

tracability,blockchain,case study
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