一般社団法人経営情報学会-2020年秋季全国研究発表大会

大会プログラム

エクイティ文化とICTによる 大規模災害被災地中小企業の支援の可能性

○有馬 昌宏1)藤原 正樹2)高力 美由紀3)

1) 兵庫県立大学
2) 京都情報大学院大学
3) 新潟食料農業大学

Abstract
地震や津波や風水害などの大規模災害からの地域の復興にあたっては,地域の経済と雇用を支える被災地の中小企業の支援が不可欠である.本稿では,東日本大震災の被災地である東北3県での中小企業の復興を東北復興認証マークと東北復興支援取引サイトによって支援しようとする我々の研究を事例として,その研究の一環として2015年と2020年に行った4,000人規模の消費・購買意識に関する全国ウェブ調査の結果に基づき,バーチャル空間での社会関係資本としても意味付け可能なエクイティ文化による被災地支援をキーワードとして,官民共働のICTを活用した被災地復興支援の可能性について報告する.

A possibility of ICT and “equity culture" driven reconstruction support of small and medium-sized enterprises in regions struck by large scale disasters such as earthquake, tsunami and flood is proposed and testified. Especially, possibilities of support by “equity culture" and effect of an approval mark for "Tohoku Reconstruction Product" and a portal site named "Communication Site to Share Aspiration of Tohoku Disaster Area SMEs -B2C Exchange for Tohoku Reconstruction Support" are examined by nation wide web-based questionnaire surveys conducted in 2015 and 2020.
Keywords
災害復興支援,エクイティ文化,ウェブサイト
Reconstructoin Support,Equity Culture,Web Site
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