abstract | 情報技術の普及と共に、組織マネジメントは大きく変化するはずである。しかし、周囲を見まわし、そうした実感には乏しい。一方で日本の国力の相対的な低下が顕著になってきた。日本社会は情報化の進展に追随できない組織特性を持っているのではないか。
企業に入ってくる情報は増え続け、組織は情報処理能力を高めなければならない。より現場に近いところで、状況の変化に対応した判断が求められる。情報の共有と意思決定の分散化(権限委譲)である。しかし、日本には歴史的に形成された意思決定メカニズムがあり、障害となっているのではないだろうか。
パラダイムシフトの方向性と現状とのギャップについて考察する。
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keywords | タテ社会,階層序列意識,組織マネジメントモデル |