abstract | 地方のソフトウェア産業は長引く需要低迷などで経営的に厳しい状況にあり、生産性の向上による収益構造の改善が課題となっている。2009年に開発管理技法の普及・適用状況と企業の収益性との関係について静岡県域を中心に調査を行ったが、2010年、その追加調査として他県を含む業界団体、企業等にヒアリングを行った。また、生産性が高いとされるスウェーデンの地方ソフト開発企業の調査を行い、日本との比較を行った。その結果、1.技法適用は必ずしも生産性と関連を持たない、2.品質管理が収益性に影響を与える、3.人月契約を基本とする請負型開発から独自分野・市場に特化した製品開発へと移行する必要がある、などが明らかとなった。 |
keywords | 開発管理,ソフトウェア,生産性 |