2011年春季全国研究発表大会

小売業会員カードデータを活用した商圏分析に基づく売上シミュレーション手法の提案

小林 佑輔1)、中川 慶一郎1)、生田目 崇2)

1)NTTデータ 技術開発本部
2)専修大学 商学部


abstract近年、熾烈な出店競争が繰り広げられている小売業界において、如何にして出店候補地域を選別するかは重要な業務課題となっている。また、複数企業共同型の会員カードが普及し始めていることから会員数が増大し、分析対象として不足ない程度のデータを取得することが可能となってきている。そこで、小売業の最適な出店位置を選別するため、既存店の来店会員の住所を元に商圏を推定する方法を考案する。また、商圏内の地図統計情報を元にして、売上予測モデルを構築する。このモデルでは競合店との商圏の重なりに起因する売上の取り合いについても考慮することで、より現実に近い出店シミュレーション手法として提案する。
keywords会員カード,商圏,売上予測


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