2011年春季全国研究発表大会

マルチエージェントシステムアプローチを用いた行動タイプの多様性マネジメントに関する研究

妹尾 大1)、秋元 正博2)、冨士本 大哲2)、渡辺 賢1)、岩月 栄治1)

1)東京工業大学
2)株式会社構造計画研究所


abstract本研究では,対応すべき顧客要望や市場環境の多様性,変動性が高いと思われる特定のサービス産業,特に学習塾の組織運営を対象に,組織メンバーの行動タイプの変化プロセスやマネージャの組織コントロール方式などについて現場観察,インタビューを行いモデル化した.さらに,このモデルをマルチエージェントシステムとして実装し,計算機実験を試みた.この際,マネージャの (1)組織の危機的状況を意図的に作り出す頻度,(2)個人業績判定のフィードバックの頻度の2点を操作パラメータとした.本稿では,これらのマネジメント戦略がメンバーエージェントの行動タイプの多様性などに与える影響について,実験結果とその考察を報告する.
keywords多様性,マルチエージェントシステム,組織マネジメント


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