2011年春季全国研究発表大会

製造業のサービタイゼーションに関する指標と成功要因モデルの提案

岡安 英俊1)鴨志田 晃1)

1)東京工業大学

abstract本発表では産業のサービス化(サービタイゼーション)におけるナレッジマネジメントおよび情報システムの役割について論じる。まず、産業のサービス化について既存の定義をレビューして視座を定めた上で、サービス化を「高付加価値化するプロセス」「製品とサービスの関係」を軸として分類、具体例を示す。そして、大規模調査の基礎として外形的データからサービス化の程度を図るための指標を提案、いくつかの産業を対象として簡単な分析を行う。さらに、ブリニョルフソンのIT投資とパフォーマンスを比較した『インタンジブル・アセット』研究をモデルとして考察、サービス化の成功要素を構造化して示し、実証研究の必要性を述べる。
keywords


Copyright(c)2011 経営情報学会