abstract | 日本社会はITの用途と使用条件を間違えている。自動化と省力はITの用途の断片に過ぎず、これにこだわりすぎると人々の能力を一定の枠の中に押し込め、社会の活性を失わせる。ITに関する標準化の目的と方向も間違えている。急速に発展し、次々と現れる新技術を繋ぐインターフェースの標準化は重要であるが、人々の働き方をパッケージに合わせる標準化などは荒唐無稽な方策である。
P.F.ドラッカーが著書「テクノロジストの条件」で予言するIT革命の方向を私たちは再評価する必要がある。同書で指摘する「意思疎通と言う意味でのコミュニケーション」を実現するための情報システム構造改革アプローチについて提言する。
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keywords | 情報システムの使命,意思疎通支援,ITによるビジネス改革 |