1) 専修大学
Abstract | マーケティング論の分野で台頭しつつあるサービス・ドミナント・ロジックは、今後のイノベーションのあり方を検討する上で、重要な示唆を含んでいる。資源ベースアプローチやケイパビリティ・アプローチを超えて、企業と戦略を新しい視点から捉えるものである。資源をオペランド資源とオペラント資源とに識別することにより、企業が顧客の消費行動に対してどのように関与すべきかが説明される。また、企業が提供するものをserviceという新しい概念でとらえることにより、顧客にたいする価値共創者として企業をとらえる。これにより、イノベーションとは、顧客の価値創造過程にあると考えることができる。 |
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Keywords | サービス・ドミナント・ロジック,イノベーション,ケイパビリティ |