1) 公立大学法人宮城大学
Abstract | 東日本大震災から1年がたち、復興に向けた取り組みが進んでいる。地域の復興にとって、地元中小企業の再生が重要な役割を持つ。震災から半年がたった昨年9-11月に宮城県の中小企業23社にヒヤリングを行った。このヒヤリング結果により、被災地中小企業の復興のためのポイントが3点明らかになった。第1の点は、経営者自らの再建に向けた意思である。とりわけ、後継者の存在が重要である。第2は、顧客とのつながりである。顧客の声が再建を後押しした。第3は、地域全体の復興計画の問題である。10年後の地元の姿が見えないと、再建の方向が定まらないという点である。これらの検討を踏まえて、震災から復興の方向を検討する。 |
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Keywords | 東日本大震災,中小企業,復興 |