生産者・消費者協働モデルに着目した有機農業継続の条件

熊谷 篤1)、坂爪 裕1)

1) 慶應義塾大学大学院経営管理研究科

Abstract 本研究では、まず有機農業を継続することができない因果関係を明らかにし、その因果を断ち切るためのモデルとして「生産者・消費者協働モデル」を仮説として導出している。次に、千葉県の有機農家である「熱田農園」とその消費者である「菜っぱの会」の事例を分析することにより、このモデルを実行するための条件を明らかにしている。本研究の結果、モデル実行のための条件として22条件を抽出しただけでなく、モデル導出の際にはわからなかった有機農業継続のための新たな条件について明らかにしている。
Keywords 有機農業,生産者・消費者協働モデル,継続条件
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