エントロピーを応用したフラッシュマーケティングにおける多様性を考慮した分析

森田 裕之1)、白井 康之2)、中元 政一2)

1) 大阪府立大学
2) 科学技術振興機構　ERATO 湊離散構造処理系プロジェクト

Abstract 本稿では，フラッシュマーケティングを実践している某共同購入クーポンサイト運営企業のデータを対象とした分析方法を提案する．分析方法では，顧客から見た購入クーポンの多様性，クーポンから見た顧客の多様性，そしてサイト運営企業からみた出品の多様性など様々な角度から考えうることのできる多様性を，エントロピーを応用した考え方で定義して１つの分析軸としてとらえて利用している．具体的な分析では，顧客のセグメンテーションをクラスター分析で，またクーポンの分析を，テキストの形態素解析したパタンによる分類モデルによって，そしてサイト運営企業の出品方法に関する分析を重回帰モデルによって行い，結果について考察する．
In this paper, we propose analysis method for historical purchasing data of a group buying coupon website. In the method, we define three kinds of diversification on purchasing coupons. They are expressed by using the concept of entropy.
In computational experiments, we apply our analysis framework to a real data. Using the analysis like multiple regression model, we show some practical results and discuss about that.
Keywords データマイニング，フラッシュマーケティング，多様性
Datamaining，Flash marketing，Diversification
前に戻る
Copyright 2013 @ The Japan Society for Management Infomation.