一般社団法人経営情報学会-2013年秋季全国研究発表大会

宗平順己¹⁾

1) 株式会社オージス総研

Abstract	資金力の乏しい中小企業にとって、イニシャルコストが不要なクラウドは、IT化推進役となると想定されているが、実際には思うように普及が進んでいない。（IPA 2011）普及が進まない要因は種々指摘されているが、一般社団法人関西情報センターでは、ユーザにとって魅力的なサービスが提供できていないからではないのかという仮説のもとにその原因を調査し、その解決の方向性として「関西クラウド連携構想」を立案した。往々にしてこのような振興策は報告書が提出されて終わることが多いことから、本調査研究では具体的なSaaS連携プランを設定しその実現可能性の評価までを行ったので、その結果を報告する。
	This study stem from a hypothesis that a fundamental reason why SMEs don't use cloud services is the lack of attractive or beneficial services. We found each SaaS provider don't have enough ability to provide adequate services by questionnaires. Then we created ‘Kansai Cloud Plan' to solve this situation, and we verified the validity of this plan and the solution for technical issues by holding a vendors' session twice. Through these discussions we also could create a methodology for a cloud mash-up.
Keywords	クラウドインテグレーション，中小企業，地域振興
	Cloud integration，SMEs，Regional revival plan