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日時 | 2005年10月08日(土) 14:00-17:00 |
場所 | 兵庫県立大学神戸キャンパス23階大教室 |
内容 | 参加人数 約30名 講演(1) (14:00~15:25) 「最高裁判例にみる、情報関連損害賠償の実態と今後の傾向」 佐野真衣子氏 (パラリーガル) (概要) 昨今、情報漏洩事件が多発し、その結果、被害者が賠償を求めるケースも増え、その金額も増大している。現在は情報漏洩事件が喧伝されているが、それ以外でも情報システムに関する事故等による損害賠償事例は過去からも存在し、情報化社会の進展に伴い増加しており、損害認定要素も多様化してきていることを踏まえ、 今回は最高裁判例の事例分析を行い、今後の賠償の傾向を推測することにより、それらの事例からみた情報化の留意点をご解説いただきました。 講演(2)(15:35~17:00) 「セキュリティ強化の光と影」 本多 茂氏 (有限責任事業組合ITC-Labo.) (概要) プライバシーマーク取得がビジネス上で重要な要素になり始めていますが、プライバシーマークを取得したあと、自然と管理体制は縮小してしまい、何も行われない状況になってしまう事例もないわけではありません。このような状況では多くの企業にとって、取得そのものが事業への阻害要因でしかなくなってしまいます。 また、プライバシーマークの認証機関であるJIPDECにおいても審査員によって審査の質そのものにバラつきの発生が懸念されるが故に、画一的な審査しか行えていないとの意見もみられます。 このような状況にあって、本来あるべき姿のセキュリティ管理体制を構築するためには企業はどのように取り組んでいくべきかを分かりやすく解説いただきました。 この講演会は、ITC兵庫会との共催で開催されました。 |