日本化する「シェアリングエコノミー」
:スウェーデンとの比較から
1) 愛媛大学
2) 専修大学
3) 名古屋工業大学
4) ウプサラ大学
- Abstract
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「シェアリングエコノミー」という用語や概念は、日本において2010年代から見られはじめ、言葉だけでなく、実際にホームシェアリングやスキルシェアリングを筆頭に、様々な企業から様々な領域のシェアリングサービスが展開されている。本研究では、日本におけるシェアリングエコノミーの現状を整理した上で、日本とスウェーデンにおけるシェアリングエコノミーに関する行政・政策立案組織および学術研究領域の論点を比較した筆者らの先行研究に基づき、日本化する、すなわち日本的な文脈に埋め込まれ翻訳された「シェアリングエコノミー」の特徴、その今後の展望や課題等について考察する。
In Japan, the term and concept of the "sharing economy" began to be observed around 2010's, with businesses such as home sharing and skill sharing has been operated. In this study, based on the observation of current situation on the sharing economy in Japan and the authors' previous research comparing the arguments of the sharing economy in Japan and Sweden from the perspectives of policy making and academic research, the characteristics of Japanised“sharing economy" and future tasks are discussed. - Keywords
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シェアリングエコノミー,プラットフォーム,日本社会
Sharing Economy,Platform,Japanese Society